奈良県山辺郡山添村切幡 名阪スポーツランド

2006年09月03日


その他に戻る
その他』 昔は知合い、友達のライダーが居たので観戦に力が入ったが、今は関係者の知合いしか居ない。
モトクロス用エンジンの4st化
  モトクロスレースの詳細な説明は割愛するが、昔々、ホンダ系の鈴鹿レーシングチームが125ccクラスで4stエンジンで活躍しており、カワサキ系のライダーがオープンクラスでW650のエンジンを搭載して出走していた記憶があるが、トップクラスのA級ライダーに取っては同一排気量の4stエンジンでは勝てないのが常識であった。
  排ガス規制から世の中の二輪車、四輪車から2stエンジンが自然淘汰されて、製造、販売が無くなり4st化されてしまった影響を受けてか、モトクロスエンジンの4st化が始まった様である。
  同排気量の4stエンジンでは2stエンジンに太刀打ち出来ないので、2st
85ccクラスでは150ccまで、2st125ccクラスでは250ccまで、2st250ccクラスでは450ccまでの排気量でハンディを貰えることになったのだ。
  2st85ccクラスではH社のみが150cc4st車を開発販売したが、2st125ccクラスと2st250ccクラスでは日本バイクメーカー4社がそれぞれ4stモトクロス車を販売している。
今回初めて4stエンジンのモトクロスレースを観戦に行く
  これまで日本全国の全日本モトクロス選手権のレースを観戦しているが、まだ、4stエンジン化されてかのモトクロスレースを見たことが無いので、近畿圏の全日本モトクロス選手権が行われる奈良県の阪奈スポーツランドへモトクロスレースを観戦に行くことになった。
気が付けばモトクロス車の4st化が進んでいた。
  ロードレースでは車体、タイヤ、エンジンのマシン性能がタイムに大きく影響するが、モトクロスレースではライダーの腕の方がタイムに大きく影響している。
4st450ccになって2st250ccより早く走れる様になったのかは判らないが、メーカーとしては社会状況から4stエンジンを開発するしか選択が無かったのかも知れない。
  レディスの2st85ccクラスでは、ホンダのみが4st150ccを市販しているが、4stエンジンはコストが高いことと、車重が重くなりメンテナンスが難しいので、他のメーカーは4stエンジン車の販売は行っていない。 それより電動化が進みそうだ。
全日本のレース観戦に来ると懐かしい人に会える。
  全日本クラスのレースとなると、昔、レース界でブイブイ言わしていたライダー、元レース関係者に会えるのが楽しい。 みんないつまでもレースに未練がある様だ。
全日本モトクロス選手権第8戦
Road Map :R25、名阪国道を小倉ICで下りて、側道を1km程走る。
Route Map:砂質の土壌なので、晴れた日が続くと砂ぼこりが酷い。

2006年度
ネットで見付けた名阪スポーツランドのモトクロスコースの航空写真。
メインレースであるIA−1のスタートを撮るべきであったが、都合からIA−2のスタート撮影となってしまった。
スタート直後には大クラッシュが発生していた。
第1コーナーの緩やかなカーブに突入して行く。
排気音の爆音と共に、第2のヘヤーピンカーブに突入して行く。
一番クラッシュの多いコーナーである。
今回、応援しているチーム・グリーンのゼッケン〔197〕の平田優選手。
ヒート1は2位で、ヒート2は優勝している。
ゼッケン〔197〕平田優選手。
ゼッケン〔197〕平田優選手。 ゼッケン番号はランキングではなく、
自分で好きな番号を選ぶことが出来る。
先行しているのはゼッケン〔47〕深谷広一選手。
ライダーには気の毒であるが、モトクロスの醍醐味はクラッシュである。
4台がクラッシュして1名のライダーが倒れ込んでいる。
名阪モトクロスコースの一等席は第2コーナーの崖の上となる。
4名の仲間がここで観戦している。
スズキの4st450ccエンジンはカワサキと共同開発されたものであるが、その後、カワサキ車ばかりが勝利するので、両社の中が悪くなった。
ゼッケン〔1〕小池田猛選手は2stエンジンであった。
ヤマハの4st450ccエンジンはDOHCであった。
排気音の規制はあるのだが、4st450ccの排気音は図太く煩い。
カワサキのエースライダー〔711〕溝口哲也選手と
ホンダのエースライダー〔3〕増田一将選手のデッドヒート。
排気音も録音出来る動画の撮影が必要であった。 反省!
残念ながら両ライダー共に優勝圏内には入らなかった。
チビッ子レースのレギュレーションには詳しくないが、
55ccオートマチックのミニバイクが使われいると思われる。
ヘルメットが走っている様に見えるチビッ子レースでは
母親の黄色い声援が大きく聞こえる。
左、レース監督と、右、チーフエンジニア。
設計者はサーキットに来てもすることは無く、観戦するだけ。
サーキットで忙しいのはメカニックのみ。 御苦労さんです。
カワサキファクトリーのピットを慰問する。
見ていて楽しいのはチビッ子レース。
ホンダの4st450ccエンジンはSOHCであった。
参考にIAクラスの上位6名のリザルトを掲載しておきます。